Google Developer Dayにいってきた

久しぶりの晴天。

いいタイミングで時間ができたので、パシフィコ横浜で行われたGoogle Developer Dayに参加してきた。参加してきたセッションは以下のとおり。

以下、覚え書き。

  • 基調講演

Googleは3つのC(Client、Connectivity、Cloud)をテーマとしてあげている。これらのCを中心にして製品を展開しようとしている。この軸を中心にGWTGoogle Map APIGoogle App EngineAndroidといった製品群の概要が解説された。

ここでAndoroidの実機のデモが行われたのだが、実機はかなりいい感じで仕上がっていた。Contactに画像を貼付けたり、Google Mapにアクセスしたり、WebブラウザでNewYorkTimesへのアクセスが行われた。まだ、細かいチューニングがたりないせいかUIがタッチしにくそうだったのが印象的だった。

Google App Engineの目的は、Webアプリケーションをもっと簡単に開発するためのインフラ整備ということ。最終的にはAmazon EC2のようにインフラの利用した分で従量課金される。セッション中、サンプルを実際に作成したのだが、かなり簡単に開発、デプロイを行っていた。MemoryCacheとImage manipulation APIが追加されたらしい。また、質問者がRubyも追加してくれってアピールしていた。
プラットフォームとして楽しいかも。

  • Android アプリケーションの構築(基礎編)

Androidアプリケーションの基礎となるProcess、Activity、Taskといった構成要素の概要やツールの概要の説明が行われた。アプリのリプレースも行えるらしく、Contactの代替アプリが紹介されていたのだが、詳細は不明。
基調講演より詳細なデモが行われていることを期待していたのだが、実際には行われなかったのが残念。あと、今後のロードマップやデバイスについて、なんらかの情報が欲しかった。開発者のモチベーション維持が、Android成功の鍵かもね。

Gearは、インターネットアプリとリッチアプリケーションの間をつなぐ方法として考えたGoogleの解ということ。実際にはXmlHttpRequestをのっとって、ローカルデータベースに格納し、インターネットがつながらない環境でもWebアプリケーションをつかえるようにする仕組みらしい。HTMLとJavascriptだけで実現できない仕組みをプラグインで実現している。もうすぐSafariもサポートされるらしい。
いくつか次期バージョンのAPIの説明があったのだが、複数ファイルのアップロードと大きなファイルの分割送信はかなり便利。これらの機能は、実際の業務でもつかいたいところ。

  • Google AJAX APIを活用した、進化したガジェットとUIの開発

メモをとらなかった上、あんまり集中できず、記憶に残らず。すいません。

JavaによるAjaxの開発環境であるGoogle Web Toolkitの説明。AJAXの開発環境の不満を改善する一つの手段として、作成されている。発表者の方が、とくにソフトウェア工学に基づいた開発方法(コンパイルによるバグの削除、近代的なIDEによる開発、デザパタユニットテストなど)を重視していて、GWTを使うとAJAXでもそういうことができるというのを強調していたのが印象的だった。
説明を聞いていると、ブラウザごとに最適なJavascriptを生成するなど、GWTは思っていたよりも良くできており、実際に使ってみたいと思った。現時点ではGoogle App Engineとサポートする言語が異なるのが、残念という感じ。


以下、反省点。

  • あとでまとめるために、デジカメとかPCを持っていけば良かった。
  • 英語力がもっとあると、もっと楽しめる。
  • パシフィコ横浜の冷房は強いので、寒さ対策が必要。

全体として、Googleの勢いを感じるイベントでした。参加者は、若い年代から、ちょっと年配の方もおり、全体的に活気があったように思います。セッションによっては立ち見も出るほどで、イベントとしては大成功だったのではないでしょうか?
関係者の方、おつかれさま&どうもありがとうございました。